飲食店の電気工事は何から進めるべき?
飲食店での電気工事は、設備が多く、かなり多岐に渡ります。
初めて店舗を開店する際や改装する際にまず何から手をつけるべきか、迷うことが多いかもしれませんが、最初に手をつけるべきは照明工事、コンセントの配置、そして空調工事です。
まず、照明についてですが、飲食店の雰囲気を作り出すためには、照明の選定が非常に重要。
明るさを確保するだけでなく、食事をする環境にふさわしい温かみや落ち着きを演出する照明があったほうがよいですね。
最近ではLED照明を取り入れる店が増えていて、消費電力も少なく、長寿命でメンテナンスも少なくて済みます。
光の強さや色温度を調整することができるLED照明を選ぶことで、店舗の雰囲気をより快適に保つことができるでしょう。
次に、コンセントの移設や増設。
飲食店では、調理器具や冷蔵庫、さらにはPOS端末など多くの電化製品が必要です。
これらの機器をしっかりと動作させるためには、各所に適切にコンセントを配置することがポイント。
また、大型機器を設置する場合には、専用の回路を設けることも考えなければなりません。
最後に、空調工事。
店舗の規模や業態によって、エアコンや換気設備の選定が必要です。
特に厨房がある店舗では、熱や煙を排出する換気が重要ですし、エアコンの取り付けも、お客様が快適に過ごせるように設計する必要があります。
これらの工事を順番に進めることで、店舗の機能性と快適さを確保することができます。
後から電気を必要とするケースもあるかもしれませんが、ここでご紹介したものは基本となるものなので、しっかり検討してから取り付けましょう。